センスよ、降ってこい

原大悟のブログ

今日おもしろかった事#3

昨日の話だけど、前橋駅からタクシーに乗って正田醤油スタジアムまで行きました。

電車の中でちょっと確認したい場面を思い出してタクシーの中でDAZNで確認しようと思いました。
 
 
行き先を告げて、DAZNを開くと運転手さんが
「今日はサッカーですか?今日も暖かいですね〜」と話しかけてきた。
 
 
基本的に運転手さんと話すのは嫌いじゃない。特にその土地のことをよく知っているので色々聞くのが好き。
でも今は映像が見たい。
でも一応、「最近は前橋も暖かいですか?」
と聞くと
 
 
「あったかいですね。昨日までは特に暖かかったです。今年は桜も早いですかね〜。東京に比べたら3.4日こっちは遅い感じかな。そんなに変わらないかね。わからないね。はははは」
 
ちょっと嫌な予感。笑
話長そう。
いつもなら大歓迎なんだけど、映像が見たい。
現場についてから確認してもいいんだけど打ち合わせやらなんやらでバタバタするからね〜。
ワンシーン、クロスの対応のシーンだけでいいから確認させてくれ。
 
そんな事を思っていると
 
「私は前橋に40年住んでましてね〜」
 
まずい。
僕の軽い質問がスイッチを入れてしまった。
ただ大丈夫。七色の相づちでかわしていこう。
たぶん喋るのが好きな人だからずっと喋ってくれるだろう。
 
 
そこから前橋の名物、駅の周辺の話、海がない事、新潟との関係、東京とのつながり、横浜に2年、川崎に3年住んでた時のことなどなど、優しいしゃべり口で流暢に話していた。
 
 
僕は
「そうですか」
「そうですね」
「そうなんですか」
「そうなんですね」
「え、そうなんですか!」
「そういうことなんですね〜」
「そんな事あるんですね」
 
かなり色彩薄めの七色の相づちを使って反応していく。少し運転手さんもノってきて話のトーンが変えてきた。さすがいつも話してるだけある(憶測です)
 
 
適当に相づちを打っているうちに何故か前橋の道の話へ。
 
 
この頃、手元のDAZNは探していた場面にたどり着いた。30秒先送りボタンの連打でやっとたどり着いたのだ。この対応を確認したい。
相づちをさらにテキトーにし、集中しよう。
 
 
あ〜こういう形で失点につながったのかー!
なるほど〜。思い出してよかった。これでしっかり実況にいかせるわ〜。
そろそろ正田醤油スタジアムだろー。よし、頑張ろう!!
 
 
運転手さん
「6.7年ぐらい前に外国の方が運転を失敗して崖から落ちた事件があってね」
 
 
うん?なんの話?
映像に集中していた間に前橋の道から
どっかの道の話に変わっていて(ここ覚えてない)
言いたいことは〇〇の道は危ないという話に変わっていた。
全くついていけない。
焦った僕は、僕の相づちの最高峰を使う事にした。
 
 
「ありましたね〜!!」
 
事件の話だし、崖から落ちた話だし、
おそらくニュースで見た覚えがあるようなないような。群馬だったような栃木だったような。
それくらいの感覚で僕の相づちの最高峰を放ちました。
 
すると、
 
 
「ご存知ですか!!!あの事件を?」
 
と驚きの表情を、ミラー越しに向けてくる。
 
かなりローカルなニュースだったらしい。
知ったかぶりがバレた瞬間だった。
その後の運転手さんのトーンダウンぶりと言ったら相当なもんだった。
 
もしかすると事件の関係者だと思われたかもしれない。東南アジア系の顔をしていたのが影響したかもしれない。親を恨むしかない。
 
その後運転手さんは何も喋らなくなった。
驚くほど静かになった状態で正田醤油スタジアムに到着した。
おそらく後半は結構な恐怖を感じながら運転させてしまったのだろう。申し訳ない。優しい人だった。
 
 
テキトーな相づちは打つもんじゃないと学んだ。
でもそのおかげでもう一度ゆっくり映像を確認できた。
 
 
良い日曜日を!