今日おもしろかった事 #13
我が息子くんと皮膚科に行きました。
息子くんは肌が弱いので定期的に薬をもらいに行っています。
これまで何軒か皮膚科を変えて
いまの皮膚科にたどり着きました。
その皮膚科と隣にある薬局は評判が良いだけあって子どもが楽しめるような工夫がされています。
皮膚科ではディズニーの映像がずっと流れていたり、薬局では小さいガチャガチャがあって子どもが行くとコインが貰えます。
我が息子もそれを楽しみにしていて、
「ガチャガチャいこう」といえば直ぐに向かってくれます。
今日もノリノリで診察を終え薬を受け取り、
帰ろうとしました。
近くの駐車場まで徒歩3〜4分、
子どもの足で7〜8分。真っ直ぐな道です。
少しでも歩かせたいと思ったので、
歌を歌いながら楽しい気分にさせたいと思いました。
直前の薬局でアラジンのア・ホールニューワールドが流れていました。
耳についてしまったので、
この歌を鼻歌で歌いながら歩いていました。
その道は静かな細い道です。
誰もいませんでした。
最初は我が息子くんも少しノリながら、
僕の狙い通りルンルンで歩き出しました。
1〜2分歩いたころでしょうか。
前から女の子とお母さんが歩いて来ました。
同じぐらいの年齢の女の子で、2人とも道の脇にある草を触りながら歩いていきます。
このままだとぶつかりそうだな〜
と思いながら、
まぁ別に急いでないし、別に少しぐらいワチャワチャしてもいいかと思って、
ぶつかるギリギリまで様子を見ることにしました。
するとぶつかる2〜3m前ぐらいで、
その女の子のお母さんが
「〇〇ちゃんこっちおいで!」
とちょっと焦ったような感じで抱きかかえ、
スタスタと歩いて行ってしまいました。
ぶつからないで良かった〜
それにしてもキレイなお母さんだったな〜笑
と思いながら駐車場に向かおうとしたその時、
ある事実に気がつきました。
まだ僕はア・ホールニューワールドを歌っていたのです。
自分で気がつきませんでしたが、
息子が調子よく歩いていたので、
僕もまずまずの声量でア・ホールニューワールド歌い続けていたのです。
意識はなかったのですが、
まずまずの声量だったのです。まずまずの。
キレイなお母さんが
焦って娘を抱き抱えて、まずまずのスピードで逃げるように去っていった理由がわかりました。
閑静な住宅街の一本道。
誰もいない道路で向こう側から
アラジンばりの濃い顔のやつがア・ホールニューワールドをまずまずの声量で歌ってきたら怖いですよね?
いい歌なんです。
歌ってると乗って来ちゃうんです。
それが命取りでした。
それに気づいた時、
恥ずかしさとともに怖い思いをさせて申し訳ないなという気持ちになりました。
僕はそっと自分の鼻歌をフェードアウトしました。
息子もそれにつられるように抱っこを要求してきて、残りの道は抱っこしながら駐車場に向かいました。めでたしめでたし。
次回からはア・ホールニューワールドを歌いながら閑静な住宅街を歩くのはやめようと思います。
またひとつ、大人になった金曜日でした。
では、良い週末を!