ヘントサポがVARにNO? 〜サッカー久保裕也応援日記 ヘントvsシャルルロワ〜
ヘント5試合勝ちなし、3連敗!攻め手がない!
4位で迎えた試合、相手は6位のシャルルロワ。4位までがEL圏内。絶対に負けられない試合だった。
ベルギー🇧🇪ジュピラープロリーグ!
— 原大悟@学生フォロバ中 (@daigoso) 2018年5月4日
ヘントvsシャルルロワ!
深夜3時半キックオフです。
なんと久保裕也選手累積で出場停止!だからこそ一緒に応援しましょう。
ぜひ!#dazn #1分間見所紹介動画 pic.twitter.com/u3DLzh9VXX
しかし、前半イラン代表のレサエのシュートがDFに当たってゴール。
この1点が決勝ゴールとなりシャルルロワが勝利。順位が入れ替わりました。
シャルルロワとヘントは2週間前にも対戦していますが、この時はシャルルロワは12試合勝っていなくて、ある程度守備を硬めてきた。
そこからのカウンターで2点とって勝ったんだけど今日はやり方を変えて来ました。
ヘントのポゼッションに対して前からプレスをかけて、高い位置で奪おうとしました。
今日のシャルルロワはレサエとベナベンテという2人を先発に戻して来ました。
勝てない時期が続いたのでチームの中心である2人を2試合ベンチスタートにしていたのですが 、前節途中出場でゴールに絡みました。
これを見てマズ監督は3試合ぶりにこの2人を先発に復帰させました。
そういう経緯もあってか?今日は前からいくぞ!という気持ちが見えた試合となりました。
結果的にはそれが試合終盤まで継続されてヘントからすると難しい試合になったと思います。
ヘントの方は久保が出場停止でそこにアンドリェヤシェビッチ先発。
高さという武器はありますが、足元の技術は久保に比べて劣りますので攻撃の形がなかなか作れませんでした。
どういう攻撃をしたいのか?なかなか最後まで見えない試合となってしまいました。
アクシデントもあったようでGKカリニッチとフォケがメンバーから外れました。
ただディフェンス面のバランスというのは大きく崩れたようには見えませんでした。
ヴァンデルハーゲ監督が去年の10月に就任してから、今がチームとして1番苦しい時期と言っていいでしょう。3連敗で5試合勝ちなしです。ここ5試合で得点2です。
守備もなかなか踏ん張れなくなっています。
今日の監督の交代にも個人的な意見ですが疑問が残りました。ハーフタイムでヤレムチュクに代えてカルを投入しました。
ハーフタイム交代というのはよくやりますが、ヤレムチュクがチームの中で1番ボールが収まっていたし、可能性を感じました。右でも左でも最前線でもプレーできます。
その選手を最初に下げてしまったことで攻撃のバリエーションが減ってしまったように感じました。
3バックにして攻撃の形を変えた交代もありましたが、少し変化は加わったかなと思いますが、ヤレムチュクがいたらなと思ってしまいました。
まぁチームを最悪の状態からV字回復させた功労者なので、全く責められないとは思いますが、素晴らしい手腕を発揮していただけにシーズン終盤の失速は残念でなりません。
まだヨーロッパの可能性は残っていますし、チームが苦しいときに久保選手のゴールで流れを変えて欲しいです。残り3試合。奮起に期待したいと思います。
サポーターが起こしたVAR(ビデオアシスタントレフェリー)に対する抗議活動!
この日、試合以外で注目されたのがサポーターの行動です。
ヘントのホーム、ゲラムコアレーナで行われた試合ですが、2万人の座席にイエローカードとレッドカードが用意されました。
これはレフェリーとVARシステムを使用してジャッジする際の考え方に対してのサポーターの抗議活動だったそうです。
VARにレッドカード という見出しも付いていますが、
これは前節とプレーオフ第3節のVARのジャッジが関係しています。
前節は2度大事な場面でVARが使われました。
詳しくはこちら
簡単にいうと、
攻めているチームがエリア内で相手DFのハンドをアピールするとします。
この時にVAR(ビデオ)で確認するかどうか?その基準はどこなんだ?という議論です。
全部VAR(ビデオ)で確認できません。ベルギーはシステム的に主審がピッチ横のモニターに確認していって問題のシーンを振り返ります。
ドイツのようにどこかで映像を管理しているという訳ではありません。
時間がかかるのでどの場面を確認してどの場面を確認しないのか?
ファウルかどうかではなく、「確認してくれ」と選手たちはアピールするのです。
前節はヘントが同点ゴールを決めた場面で、選手が喜んだ後に映像を確認してファウルが確認されてゴール取り消しとなりました。
その後の場面で、ヘントが攻めているときに相手にハンドがあったとアピールしました。
選手たちがレフェリーを囲んでビデオで確認してくれとアピールしました。
結局は主張に答えてビデオで確認してハンドというジャッジになりました。
従って前節はまだ主張が通ってよかったのですが、振り返るとプレーオフ第3節。
試合終了間際にヘントDFが相手FWを倒してPKを献上しました。
これに対してヘントの選手は「ダイブだ!」と主張したのです。
「ビデオで確認してくれ」と
しかしこの主張は認められずビデオで確認することなく、PKが与えられ、
その1点で敗れました。
この試合からヘントは勝てていません。
そういうストレスもあって今回のような形になったのでしょう。
チームとしても容認というか、その活動を止めることはしなかったようです。
全ての座席、2万人収容ですので、2万枚のイエローカードとレッドカードがが用意されたようです。
結果として今日の試合では大きな問題になるような場面はなく、抗議活動が大きくなることもありませんでした。
これはベルギーリーグ特有の問題と言えるかもしれません。
というのもベルギーリーグは、すごい小さいスタジアムでやることもあるので、全ての試合でVARシステムが採用されている訳ではないのです。
採用される試合と採用されない試合があるので、こういう問題に繋がったのかもしれません。まだまだVARの議論は色々ありそうですが、引き続き注意深く見守っていきたいと思います。
#今日のマイブラボー
ヘントの7番チャクベタゼ選手です。
ジョージアの18才です。すでにA代表デビューも飾っています。
今シーズンからヘントに加入したのですが、ジョージアの至宝としてバイエルンやアーセナルも狙っていたという報道がありました。
ヘントでは途中出場が多いのですが、今日の試合では完全にアクセントになっていました。スルスルっと抜けていくドリブルや、ターンのテクニックは見事なものがあります。まだ線が細い部分はあると思いますが、今日のような活躍を見せられれば先発に定着、そしてステップアップも夢じゃないのではないでしょうか。トップ下に入るより左サイドで持ってからのドリブルが魅力的だなと感じています。
今日はシャドーの左に入ってそこから自由に動いていました。あのポジションが合っているような気がします。なんとなくイニエスタに少し似ているような、特に大きなフェイントがある訳ではないのですが抜けていくドリブルは素晴らしいものがあります。これかが楽しみな選手です。ぜひ注目してください。
では