>

プロのコーチの考えを覗きたくないですか?

どうも最近ストップウォッチを買った原です。持ってなかったのかい、と言われそうですが、ストップウォッチを首にかけている自分が結構コーチっぽくて好きです。笑

 

色々な人がストップウォッチを使いながらトレーニングをしているのを見てかっこいいなと思っておりましたがついに僕も仲間入りです。いいコーチっぽく見られたいのです。それが人間の性です。

f:id:fun-management:20190530210249j:image

*写真は関係ないキリンレモンカップ

ところで皆さんは人の気持ちを覗いてみたいと思ったことありませんか。この人は何を考えてるんだろう、どんな趣味があるんだろう、どんなことが好きでどんなことが嫌いなんだろう、何に感心したんだろう。そういう気持ちは誰にでもあると思います。だからここまでSNSが広がったんじゃないかなと勝手に思っております。誰かの気持ちや心情を覗ける。同じことを思ってる人にいいねを押す。人のことが気になるというのは人間の性なのかもしれませんね。ストップウォッチ買いたい衝動と一緒です。

 

またまたところで、指導者のやっている人が何を考えているか何を思ってるか今日の練習でどう感じたのか気になった事はありませんか。僕もいろんなコーチのもとでサッカーを教わってきました。今はいろんなコーチの練習を覗く機会もあります。

 

でもコーチがどんな気持ちでトレーニングをしているのかどんなことを考えているのか今もっている悩みは何なのか。知る場面というのはあまりありません。若い世代を指導しているからでしょうか、コーチの人が発信する機会というのは多くありません。どうしてもクローズドな世界です。発信したとしてもなかなか細かい事まで伝わらなかったり、いろんな関係で言えないこともあるでしょう。

 

でも何を考えているか知りたい。それが人間の性です。ストップウォッチを買いたい衝動と一緒です。

 

そこで指導者を集めた指導者交流サロンではコメンテーターをつくりました。"コメンテーター"と言っても意味が分かりませんが、要はコメントする人です。日頃の指導や生活感じていること思っていることを投稿してもらえます。それが一般的な人ではなく経験豊富なコーチや知名度がある人だったら面白いと思いませんか?プロの現場で実際にやっている人もいますしゴールキーパーコーチやフィジカルコーチ、そういう人が考えていることを知れたら普段の指導にあなたなエッセンスを加えることができるはずです。

 

まだまだ指導者の世界は閉ざされた世界です。例えばTwitterでフォロワーが多い指導者が本当に指導が上手いわけではありません。その人はTwitterなどのツールを使った発信がうまいのです。それももちろん大きな能力だと思いますが指導が上手い人経験を積んでいる人がなかなか発信してくれないのがこの世界です。なんででしょうか。

 

どうにかしてそれを変えていきたいです。知り合いの人や僕のつながりを使ってそういう人に発信をお願いしました。そういう人はなかなかコラムや記事を書く事は難しいかもしれません。別にツイッター好きでもないですし、ブロガーでもありません。でもFacebookの投稿ぐらいだったらしてくれます。してくれとお願いしました。何気ない気持ちや日ごろの練習で感じたことそういう気づきや思いが1番勉強になったりします。

 

発信に慣れてないので僕が「こういうネタはどうですか」と提供するパターンもあります。慣れてない人はそれがネタだと思ってないんです。僕からしたらこういう事象に対してあなたが思ってることを言ってください、発信してくださいと思うんですが、SNSの発信に慣れてない人はなかなかそういう思考にはならないようです。そこは僕がお手伝いして普段考えていることを定期的に発信してもらっています。我ながらナイスアイデアだと思っています。

 

あと非公開グループの良いところはTwitterなどで頻繁に発信されているコーチでも、なかなかそこの発信からコミニケーションを取ると言うのは難しいです。リプライしたところで返ってくることもあれば返ってこないこともあるでしょう。でも同じグループ内での交流ならばより深く交流することができます。さらにそういう人たちがお互いにコミニケーションをとっているところも見ることができます。

 

やっぱり専門の人に聞くと僕が想像してこなかったような考えが出てきます。

 

1つ例を上げると、プロのゴールキーパーコーチの人が最近考えていることはゴールキーパーのフィジカルの負荷についてです。キーパートレーニングはいろいろありますし技術に関してもいろんな理論があると思います。でもそのコーチが考えているのはそのキーパートレーニングをやったときにジャンプが何回あって横への反応が何かあってスプリントが何かあって。どの回数が最適なのかというのを勉強しているそうです。そんなこと考えもしませんでした。

 

フィールドプレイヤーのフィジカルトレーニングであればそういうのを計算してやるというプロの方もいると思いますが、なんとなく疲れてきたからやめるとか、シュート練習があったらそれに対して何本ジャンプして反応してるとかその辺まで計算してやっていたらデータとしていろんなものが積み重なってくるかもしれません。そこを研究中だとのことです。やはり四六時中ゴールキーパーレーニングのことを考えている人は違います。

 

他にもフットサル系の人もいますA級を持っているコーチ、Jリーガーをたくさん育てたコーチ、新進気鋭の若手コーチ、イングランド留学中のコーチ、そして体育教育系の研究者も入ってもらいました。研究者はサッカーコーチには考えもしないような角度からスポーツに関して考察してもらいました。はっきりってよくわからなかったです。でもスポーツのスペルや語源から考えて物事を見てみようという内容のものでした。

 

いろんな意見をしていろんな刺激になるようにがんばります。ぜひ他のコーチの気持ちを覗いてみてください。