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C級ライセンスを受けて感じたこと

先週から2週間ほど、JFA公認C級ライセンスを取りに行っていました。

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指導をはじめた最初の頃はあまり興味なかったのですが、どんなプロセスで指導者は学んでいくのか?また、ライセンスを取ることで自分の指導をより良いものにしていきたいと思ったからです。近くにものすごいお手本があるので、学ぶ環境としては恵まれている方だと思いますが、C級を取りに行った自分がどんなことを感じるのか?それにも興味がありました。

そこで実際にとってみて、まだ指導現場には還元できていませんが、今の気持ちをまとめておきたいと思います。

 

簡単な感想は、疲れたけど楽しかったな、ということです。

疲れました。僕はD級を取ってもいませんし、C級を取っている人に聞いて事前情報をいれることもしませんでした。だから何も知らなかったんですね。

でもカリキュラムを見ると実技の時間が午前か午後のどちらか半分。4日目と7日目は指導実践の時間で指導実践をしない人はプレイヤーとしてプレーします。

だから7日間毎日プレーをして(最低で2時間半ぐらいはピッチにいたかな?)、残りの半分は講義という形で進んでいきました。

今回は平日コースということで大学生は春休みだったようで、大学のサッカー部でバリバリプレーしている人も3分の1ぐらいいました。

そういう若い子たちと同じぐらいの量プレーするのです。それは辛いですよねw

今回は年齢で若いグループとおじさんグループに分けてもらいましたが、おじさんグループの中で僕は真ん中ぐらい(31歳)。もっと上の人は相当きつかったのではないでしょうか。

自分が学生時代現役だった時と同じぐらい動いた、という感覚です。こんなに動いたのは10年ぶりくらいかな?

 

そんな流れなので2、3日目からみんな悲鳴をあげながら、励まし合いながら2週間を乗り切りました。その結果どうなったかというと仲良くなりました。

6日目にはみんなでランチしゃぶしゃぶに行っちゃうぐらい仲良くなりました。一緒に辛い練習を乗り切った仲間ですね。

あまり人見知りはしない性格なので最初からワーワーうるさかった僕をみなさんが優しく受け入れてくれて、一緒に笑いながら実技できました。僕の指導実践のテストの時もみんな笑ってくれましたw

あれでよく受かったな。

初対面の人ばかりだったのに、同じ部活のチームメイトぐらいの感覚になりました。

ライングループも作り、飲みにいく約束もしています。

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大人になってからここまでの苦難を乗り越えた仲間(身体的な苦難です)というのはなかなか出来ません。そういう人たちが出来た、という意味ですごく楽しかったです。

 

講義などの内容に関しては、C級は本当に基本的なことを学ぶといった感じです。目新しい理論というか、選手としてちゃんとしたコーチの元でやっていればだいたい聞いたことのある内容を、指導する立場から整理していく、という感じでしょうか。プレイヤーの経験を持っていない指導者からすると初めて聞くものも多かったかもしれません。ジュニア年代を想定しているので、そういう内容なのかもしれません。

 

そんな感じで、全く想像しなかった楽しさを感じながら過ごした約2週間。1番の収穫はやっぱり指導者仲間。本当にたまたま同じ講習に申し込んだだけなのに会えて良かったなと思います。

 

それと同時に、こんな仲間をどうにか作っていけないかな?と思ったりしました。やはり一緒に体を動かす、というのは仲良くなる大きな手段だと思います。でもそこにはサッカーが好きで、子供達にもっといい練習をしたい!という思いを持って集まった人たちなのであんなに仲良くなれたんだと思います。俺だけなのかな?仲良くなったと思ってるのw

 

でもこんなに長い時間をとってライセンス講習を受けられる人も多くないでしょう。僕も指導している文杉には迷惑をかけました。お父さんコーチで仕事をしている人には時間的に厳しい部分はあるでしょう。でもここまで時間を使うからこそ近づける部分もあると思いますし、その辺は難しい。

これをどうにか全国の地域差なく、より仲間意識を持てる環境を作っていけたらいいなーと思ってみたり。人が仲良くなるには何が必要なんだろう。おっさんがいう事じゃないけどやっぱり新しい友達ができるのは嬉しいし楽しい。それは小学生と変わらない。さらにそれが同じ趣味や活動をしている人だったらなお楽しい。

 

うーん・・・悩みは深まるばかり。コロナウィルスのおかげで3月は時間が取れそうなのでゆっくり考えてみることにします。ではまた