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昌子選手のトゥールーズ デビュー戦を見た感想

ニーム戦で3バックの左に入った昌子選手

Nîmes vs. Toulouse - 19 January 2019 - Soccerway

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リーグアンの中のDFでは身長が高い方ではないと思います。しかしトゥールーズボランチや前線の選手も大きい選手がいてセットプレーのときには昌子選手の高さという部分を補っていると思います。

 

フォーメーションは343で守備のときには5-4-1になります。

 

3バックの左なので左の後ろのスペースまでカバーに出て行くこともありました。試合中にチームメイトとコミニケーションをとっている場面もありましたし、その辺は堂々とプレイしているようでした。得点は右サイドからのクロスに9番のサノゴ選手が合わせたゴールでしたが、クロスを上げたのは、スローインから上がっていっていた3バックの右の2番のアドゥ選手でした。昌子選手は3バックの左から、上がりながら攻撃参加するということも求められてくるかもしれません。セットプレーの攻撃の時は基本的に1番ファーサイドにポジションをとってボールを待っている場面が多かったです。身長は高くないほうだと思いますがセットプレーでの攻撃でもオプションの1つとして考えられているようです。

 

 

 1点リードした後半は結構深い位置にブロックを作って守備をする時間も長くなりました。その中で自分たちがボールを持っていた時は、しっかりとビルドアップに参加してボランチや、逆サイドまでボールを散らす場面も何度かありました。少しファーストコントロールが長くなってしまう場面もありましたし、前半には味方のクリアボールが体に当たって相手チームが「ハンド」とアピールをするような場面もありました。クリーンシートで終えたトゥールーズですが、チームとしても、昌子選手としてもまだまだ改善の余地はありそうです。

 

チームメートとよくコミニケーションを取れていたのでコンビネーションもどんどん良くなっていくのではないかと思っております。

 

 

アディショナルタイムには印象に残るようなプレーもありました。相手の縦パスにいち早く反応してインターセプトし.そこからドリブルで運んでいってミドルシュートまで行きました。アフリカ系の選手も多いリーグでも、あの小回りの利く俊敏性というのは庄司選手の大きな武器になりそうです。

足が速いだけではなくて重心が低い上でバランスが良く、アジリティがあります。そういう選手はなかなかいないでしょう。これでリーグアンの水に慣れてくれば庄司選手の良さがどんどん出てくるだろうと言う期待感があるデビュー戦となりました。

 

リーグアンのFWには背の大きい選手もいますし、スピードのある選手もいる前線ですのでここでレギュラーを確保しコンスタントに出場機会を得られればまた日本代表のセンターバック争いも激しくなってくるでしょう。森保監督にとっても昌子選手が3バックで使えるとなると大きなオプションの1つになるのではないでしょうか。

これからも日本のセンターバックの希望である昌子選手の活躍を追いかけていきたいと思います!!