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アメリカに留学してMLSの選手になるという新しい道

昨日、指導者交流サロン内でサウスフロリダ大学に留学中の高瀬和楠選手Kazuna Takase 高瀬和楠 (@Kazu16fct) | Twitterとビデオ通話をして色々と話を聞きました。アメリカの大学の環境が凄まじいというのは高瀬選手が発信する情報からなんとなく伺うことが出来たのですが、実際に話を聞いてみると想像以上にスポーツ大国アメリカの環境に驚かされる事が多かったです。

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まずグランドの数が5面ぐらいあり、サッカー部の選手の用具は全て支給。さらにトレーニング施設の充実に加え、スタッフの充実も素晴らしいことを知りました。部活の部員は20名ほどという事ですがコーチやトレーナー、学生トレーナーも含めてスタッフは10人ほどいると言うことです。それぞれの役割が細分化されていて、たくさんの専門的なトレーナーやコーチがいると言うふうに話を聞きました。

サウスフロリダ大は日本でいうところの関東1部のようなところに所属していて、そこからMLS(アメリカの1部リーグ)に加入する選手も毎年のように出ているそうです。そこに加入するには、高瀬選手はトライアウトを受けて合格をもらい、それに加えて大学の試験も受けたという話をしていました。

「なぜアメリカに行ったか!?」

という質問に対しては

「サッカー以外のところも学びたかったから」

と明確に答えていました。まだまだ英語などは勉強中という話でしたが、4年間アメリカで過ごせば間違いなくその後の人生でもアドバンテージになるような英語力が身につくでしょう。

素晴らしい考えだと思いますし、若いのにそれだけのビジョンを持っていて本当に尊敬します。

そして彼の動きはそれだけでは終わりません。もちろんアメリカに行くだけで「サッカー以外の部分も学べる」とは思いますが、そこで自分たちにしか出来ない行動をすれば学びは確実に大きくなるはずです。2倍、3倍にも。実際に高瀬選手とアメリカに留学している選手達でそういう動きをしています‼️それがこちら。

 

 

日本の高校生がアメリカの大学に留学する時のサポートを行っているそうです。今も色んな方から連絡がきて、実際に履歴書などを書いたりしているという話をしていましたが、この活動をもっと広めていきたいのだそうです。

今すぐにこの会社を立ち上げても事業になりそうな気がしますw。 なぜそういう活動をしているのか?と聞いた答えがまた素晴らしかったです!

 

「別に日本の大学が悪いという訳ではなく、日本の高校生にこういう選択肢もあるよ。ということを伝えていきたい」

 

頭が下がります。素晴らしいです👏大学1年生の頃に人のために動けましたか?僕は動けませんでした。どうやったら合コンが出来るのかしか考えていなかったような気がしますw。やっている事も素晴らしい上に、動機も素晴らしいです。

たしかに考えてみれば、「サッカー選手」という夢は捨てることなく、最高の環境でサッカーのトレーニングも重ねながら、その上で日本で出来ない経験や文化に触れることができる。それも18〜22歳でその経験が出来たら素晴らしいですよね。

アメリカのサッカー熱は高まっているとも話していましたし、子ども達にの間でも野球より人気のスポーツになっているというデータもあるようです。アメリカが本気出したらサッカー業界というのはどんどん広がっていきそうですね。2026年にはワールドカップもあります‼️

実際にサッカー選手の質も高まっているようでヨーロッパに渡る選手も出てきているそうです。日本人もいると聞きました。日本で大卒の日本代表がどんどん生まれているように、アメリカの大学からプロになり日本代表やヨーロッパに渡る選手がそう遠くないうちに出てくるかもしれません。それぐらい大学サッカーの環境はずば抜けています。

ぜひ高瀬選手にそのパイオニアになって欲しいと思います。

 

約1時間半ほど、アメリカの色んな環境からFC東京のアカデミー時代の話、小学校時代の話まで聞くことができました。めちゃくちゃ楽しかったのは、指導者交流サロン内にU18時代のコーチがいるのを知らなくて、「影響を受けたコーチは?」と聞いたらそのコーチの名前を出したことです。しかもfacebookライブ配信はサロンメンバーはリアルタイムにコメントで参加出来るので、ビデオ通話の後半に、そのコーチが参加してくれて高校時代の話などを絡めながら会話できたのは有意義でした。

アメリカ留学中の生の声が聞けて本当に楽しかったです。ぜひアメリカ留学に興味のある方は高瀬選手や先ほどのアカウントに連絡してみてください。若い選手に幸あれ‼️