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"個"を伸ばすためにレッズユースが今季取り入れた方法

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昨日は今週のプレミアEAST開幕戦に向けて、浦和レッズユース上野優作監督に取材をさせてもらいました。浦和カップを戦っているということでその合間にお話を聞かせてもらいました。

 

昨シーズン途中に監督に就任した上野監督。今シーズンはプレシーズンからしっかりチームを作ってきたということで手ごたえも口にされていました。チームとしての目標はプレミア5位という話をしていました。昨シーズンは最後苦しんで7位でプレミアリーグ残留。監督としては残留のプレッシャーがかかる中での戦いではなくて、もっとのびのびと選手がプレーできたら成長度も大きくなったのではないかと感じているそうです。(ただ苦しい戦いで成長したのでは?と記者に言われて、そうかもなぁとも思ったそうです)

 

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ここ2年で5人のトップ昇格選手を出している浦和レッズユース。橋岡選手などトップチームで活躍をしている選手が身近にいるという事はユースの選手たちにも大きな刺激になっているそうです。

 

その辺の事はユースの選手たちにも意識させるのかと聞いたところ

 

言葉で言うというよりは、「このときの橋岡のフィジカル的なデータはこうだったよ」と伝えたりしてモチベーションの持たせたり、高い意識を促したりしているそうです。トップに昇格した選手がプレミアリーグでどれくらい実績を残していたのかと言うのも下級生として見ているいる選手たち。今シーズンはどんなプレーを見せてくれるか楽しみです。

 

今季からは攻撃的に攻めていくプレーを見せたい、という話もされていました。それは上野監督がフォワードだからですか?と変な質問をしてみると、「と言うよりはやはりサッカーは攻めている時が楽しい」と、「ワクワクする」と答えてくれました。

昨シーズンプレミアの最後のほうはクリーンシートが続き、守備の安定はある程度見せられた浦和レッズですが、清水に対してどれくらい攻撃が通用するのか楽しみだと話していました。

 

育成で個を伸ばすための取り組み

そして非常に興味深かったのが、育成の年代では個の特徴を大事にするということをレッズではやられているそうです。よく育成年代では言われる言葉だと思います。しかしJクラブの下部組織でも、やはりそういう課題を持って取り組まれているとのことです。

 

実際に特徴を伸ばすときにどんな声掛けをしているのか気になったので聞いてみると、とても面白い取り組みをされていました。今年から自分の長所と課題を書き出してもらってコーチ陣に提出して、自分がどういう風に見えているのか確かめているそうです。その後に面談なども行い、改めて自分の強みや弱みを把握させる狙いがあるそうです。スタッフと選手でその辺りを共有し、練習でも事あるごとにそれを意識させる。自主練習の時間でも強みを伸ばすトレーニングを意識させたりしているそうです。

 

それを書かせてみると、自分の課題はここで、こういう風に改善に取り組むと具体的なところまで書ける子もいるそうですが、監督などから見るとちょっと違うな?というふうに感じている選手もいるそうです。

 

そこまで具体的に自分の強みや弱みを把握するというのは高校年代では非常に重要なことかもしれません。その上で自分がプロになるためにどう生き残っていくか考えながらトレーニングや試合を行っていくのでしょう。これはどのクラブでも、普通の高校などでもすぐにできる1つの取り組みなのではないかと思います。個性の際立った選手がどんどん出てきた方が日本のサッカーが面白くなるのは間違いありません。今シーズンのプレミアリーグもどんどんそういう選手が出てくるのでしょう!ますます目が離せません。

 

プレミアリーグEASTの開幕戦は全試合jsportsで放送します。高円宮杯U18 サッカープレミアリーグ2019 EAST 第1節(04/06) | J SPORTS【公式】

高円宮杯U18 サッカープレミアリーグ2019 EAST 第1節(04/07) | J SPORTS【公式】

僕は2日目の浦和レッズユース清水エスパルスユースの試合を担当させて貰います。清水エスパルスユースはJrユース時代三冠を取った代と言うことになります。昨シーズンはクラブユースをとっています。また浦和の上野監督と清水の平岡監督はアルビレックス新潟時代のコーチと選手と言う関係です。いろんな思いが詰まった開幕戦になる事は間違いありません。

ぜひ今シーズンの開幕戦をジェースポーツで‼️