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パスはパスでも色んなパス

置くパス

 

文杉ではこの奥パスというの1つ共通して言葉として決めています。

昨日の練習で岩政さんがやっていましたが、パスはパスでもいろんなパスがあってその一つに置くパスと言うのもみんなの認識で持っておきたいと言う話をしてました。

 

これは縦パスが入ってサポートに入ったときの落としのパスですが、こののパスを「置くパス」と呼びます。そうすることでピッチの中や選手間で共通認識ができて「置くパスにしろ」と言ったらみんながわかると言う言葉です。今はサポートのところも含めて立ち位置を確認してやっていますがその中で良いタイミングでサポートに入っても、縦パスのパスと落としのパスが同じパスの勢いだったらうまくボールは回りません。したがってパスはパスでも「置くパス」と表現することで選手たちの頭の中のイメージを共通させてボール回しに反映させます。

 

こういう風に言語化することで共通認識ができるということを初めて知りました。確かに落としのパスは強く落としたら繋がらないし、弱すぎても相手に読まれてしまったりすることもあると思いますがチーム内で共通させておけば、何がミスだったのか?意図としては一致させることができます。

 

これがチーム作りなんだなと思いました。他にも細かい動きや立ち位置徐々にチームみんながわかる言葉が増えてきました。もちろん監督から出る指示もそうですがピッチの中でこの言葉を選手たちが使い出して同じイメージを描けるようになるとどんどん良い循環が生まれていくのではないでしょうか。

 

単に言語化すればいいと言うわけではありません。必要な動きや必要なパスそれを伝えるために言語化があると言うことです。実況アナウンサーをやっていると、サッカーの新しい言葉がたくさん出てきて、この使い方で合ってるのかなとちょっと不安になりながら使う時もあります(それはだめです笑)

 

言語化言語化と少し聞き飽きるぐらい言語化が叫ばれてますがなぜ言語化が必要なのか実感を持ってわかっている今日この頃です。やっぱり日本語で表現する言葉というのはまだまだ少ないです。置くパスのように日本語を組み合わせてわかりやすく安く表現したものでもいいと思います。

 

みなさんのチームにも何かあったら教えてください。